2014/12/13

論文で使ったパッケージの紹介

0.

これはTeX & LaTeX Advent Calendar 2014の13日目の記事です。
昨日(12/12)はdoraTeXさん,明日(12/14)はhak7a3さんです。

2014/12/13 14:50 : 初稿


1.

今回初の導入(?)となった重点テーマが「このパッケージがスゴイ!」なので,何か知っているかつ面白そうなパッケージについて書こうかと思いました。
その結果,知っている範囲のパッケージは大体の人が既知なものだと気付き,何か面白そうなパッケージが浮かばなかったので,卒業論文を書く時に私が使ったパッケージのうち,一部を紹介しようと思います。
私が学士論文を執筆するにあたって,使ったパッケージは以下のとおりです。
  • graphicx
  • amsmath
  • txfonts
  • setspace
  • cite
  • subfigure
  • 研究室向け自作パッケージ(Githubで公開中のはず)
graphicxは皆さん既知(どれほどパッケージの内容を知っているかともかくとして)なので割愛します。
今時はdvipdfmxをドライバとして指定するのがノーマルです。
というより最近はpdfプレビューが普通なので未だにdviプレビューな皆様は移行しましょう。
amsmathはあべのりさんがちょっと紹介しているので割愛します。
txfontsは私自身何でこのパッケージ使ったのか覚えてないので割愛します。
setspaceは特に行間を調整するために入れたパッケージなので割愛します。

…と言うわけで,消去法を使った結果残ったciteとsubfigureについて紹介しておこうと思います。

2. citeパッケージ

TeX/LaTeXのデフォルトでは,参考文献の番号は本文のフォントサイズと同じ,番号の両端に角括弧,すべての番号を出力する(連続した番号はハイフンとかで省略しない)になっていたと思います。
文字通り書くとこんな感じ[1, 2, 3, 4]だったと思います。
これの設定を変えようとした場合は,\citeマクロ辺りの定義を追っかける必要があるはずですが,元々の定義どこですか。
(調べてみたら"\@cite"でした)

ただ,ここで紹介するciteパッケージで出来るので,気にする必要はありませんが。

citeパッケージは参考文献の番号の書式について,設定を簡単にできるようにするためのパッケージです。
パッケージに与えるオプションや,マニュアルに従った記述によって参考文献の番号の書式をいい感じに出来ます。
例えば,番号の両端は角括弧[1]にして,上付き文字,番号は勝手にソートしてくれると嬉しいな,となると

\usepackage[superscript,sort]{cite}

となります。番号の両端はデフォルトで角括弧なので特にオプションは与えていません。
もし角括弧ではなく丸括弧にしたい場合は,次のように記述をプリアンブルに追加することで実現できます。

\renewcommand{\citeleft}{(}
\renewcommand{\citeright}{)}

ここで再定義された\citeleftと\citerightはciteパッケージの内部で定義されているマクロで,番号の両端に表示するものです。
この他に,番号との間に入れる区切りや番号の書式自体も設定することが出来ます。
細かいことはマニュアルで,と言うと怒られそうですが,たぶん上で述べたくらいの情報があれば大丈夫な気がするのですが気のせいでしょうか。
設定できるならば需要があるということだと思いますが。

なお,番号が連続しているかつ多い場合は自動で圧縮してくれるので便利です。
[1,2,3,4,5]とかあった場合には[1-5]のように圧縮して表示してくれます。
もし省略してほしくない場合は,nocompressオプションを与えることになります。

3. subfigure

複数の図を並べる方法としてはminipage環境がありますが,その場合には図の番号がいい感じ(図1(a),図1(b)とか)に出来ません。
誰かが複数の図に(a),(b)とかキャプションをつけたものを1枚の図として作成して,それをfigure環境で挿入するということをやっていましたが,何かそういう方法って出力としてはたぶん問題無いと思うのですが,作業する手間という点ではあまりスマートな感じがしません(?)。
そこでsubfigure環境なのです。

subfigureパッケージには特にオプションがないので,\usepackage{subfigure}で使えます。
そしてソースファイル中では,次のように使います。

\begin{figure}[*option*]
\subfigure[*caption*]{
\includegraphics[]{}
\label{}
}
\caption{}
\label{}
\end{figure}

figure環境の中にsubfigureマクロを入れて使います。
1個目にそれぞれの図に対する図題,2個目に\includegraphicsやら必要であれば\labelでラベル定義をします。
subfigureマクロの外で\captionを入れて作れば,並べた図全体に対する図題として挿入できます。

ただ,subfigureパッケージ自体は古いものなので,もし複数の図を並べて挿入する場合には
subcaptionパッケージを使うことを推奨されています。

4.

Appendix そういえばあった

いつぞやの「LaTeXで"千反田える"してみた」もGithubで公開中です。
終わったコンテンツ略して終わコンですが,気になる人はどうぞ。

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